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undo/あらすじとネタバレと感想

undo邦画

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undoの概要

制作:1994年 日本
監督:岩井俊二
出演:豊川悦司、山口智子、他

undoの見どころ

undoは岩井俊二監督の映画。
“強迫性緊縛症”を持つ、妻を支える夫の物語である。
主演は山口智子。

undoのあらすじとネタバレと結末

あらすじ

とあるマンションの一室で萌実(山口智子)と由起夫(豊川悦司)暮らしていました。
犬が欲しいけどマンションの規定で飼えずにいたのです。なので代わりに亀を飼っていました。
萌実も亀を可愛がり、散歩したり。由紀夫は仕事で忙しく、萌実はさみしさを募らせていました。
編み物を始めた萌実はしだいに、毛糸で亀を縛るようになります。
ある時由起夫は自分の本を縛られていることに気が付きました。紐を切ろうとするハサミまで縛られています。
次第にエスカレートする萌実を病院に連れて行くと強迫性緊縛症候群と診断されました。
精神的な病だというのでした。医者は縛られている何かが原因だといいますが由起夫は仕事が忙しくてかまってやれていないことだと思いました。
改めて彼女と過ごす時間を作ろうとしますが、すでに萌実が壊れた後なのでした。
萌実の症状は悪化していく一方で、家じゅうが縄だらけです。形のあるものだけでなく、形のないものまで縛ろうとする始末です。
二人の愛も縛ったと記念写真まで赤く塗りつぶした姿を見た由起夫は、声を荒げますが萌実は泣くばかりでした。
もう萌実は普通には生活できるだけの精神力は持ち合わせていませんでした。
そして医者からも末期だと言われてしまいます。彼女自身を縛ってあげることで、彼女が安心を得られるかも知れないと聞いた由起夫は帰宅し、萌実を椅子に縛ります。
由起夫ができるのはそれくらいだったのでした。

ネタバレと結末

由起夫がどんなに十分なほど縛っても、萌実は満足しませんでした。由起夫はやり方を変えようが、無表情で萌実がもっとちゃんと縛ってくれと言いました。
ちゃんときつく縛ってと言われた由起夫はさらに縛ります。どんなにどんなにきつく縛ろうが萌実は同じようにちゃんときつく縛ってというのでした。
由起夫は追い詰められて壁に穴をあけ、部屋の隅にワイヤーで萌実のことを縛り上げました。
萌実は頭の先から足の先まで縛り上げられていますが、さらに紐を絡ませて絶対に萌実が外せないように固定します。それでも萌実はまだちゃんときつく縛ってと言い続けます。
由起夫は疲れてそのまま眠ってしまいました。由起夫が目を覚ますと、由起夫が縛られており、萌実が居ませんでした。由起夫はどうして縛られていたのか、萌実がどうして紐から抜け出せたのか不思議でなりませんでしたが、その日以来萌実は見つからないのでした。

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