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終わらない青/あらすじとネタバレと感想

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終わらない青の概要

制作:2011年 日本
監督:緒方貴臣
出演:水井真希、小野孝弘、三村純子、他

終わらない青の見どころ

妊娠してしまった、女子高生が心のバランスを崩し、リストカットを繰り返す映画。
緒方貴臣監督が映画化。
設定、話、オチまで問題作である。

終わらない青のあらすじとネタバレと結末

あらすじ

少女楓は高校生。トイレに入りナプキンを変えますが、血はついていません。生理が来ないのです。
・・・楓の家は三人家族。両親と楓です。厳しい父と鬱の母。家でも学校でも孤独でした。
友達は居ますが悩みを相談できるほどではありませんでした。
朝食の準備を手伝いますが、朝食は毎日必ず同じもの。厳しい父が席についてから食べ始めます。
父は神経質で、口にするものは全て拭いてから食べだします。
晴天のある日、楓は赤い傘をさして電車で通学します。楓はこのごろ貧血気味で友達にも心配されるほどでした。学校に行っても保健室、遅刻や欠席が目立ちます。
受験生である楓。生理が来ないのが気になります。友達は受験しませんからカラオケだなんだと遊びます。楓はメイクして学校に行っています。それは父に殴られたあざを隠すためですが、友達にはカッコいいと言われていました。
学校の先生と道端で会い、今後の事をアドバイスしてくれますが生理が来ないことで頭がいっぱいでした。どうも家庭訪問したようです。家に帰ると家庭訪問によって父が怒り、皿を割って母が片付けていました。
いつもよりも強く力を入れて歯磨きした楓は歯ぐきから血が出るのを見てなんだか爽快な気分になりました。そしてまた楓はリストカットに没頭します。
夕食の時に父がまた因縁を家族にぶつけてきます。養ってやっているだのなんだと暴言と暴力は続きます。父が落とした食事にも、はいつくばって食べろと言われます。
風呂から出た楓は、母に言われていつものように父に抱かれます。
楓は家の悩みを誰にも相談できませんでした。

ネタバレと結末

いつものように父に抱かれるときに抵抗した楓。逆上している父。そこに隣の家の人が声が聞こえると家に来ました。誤魔化す父。母は空気です。
楓は産む決意をします。友達にバイトを紹介して欲しいと頼みます。
そして楓が妊娠していることが父にばれてしまいました。父はしつこくおなかを殴ったり蹴ったりしてきます。楓は耐えます。
楓は散歩し、母になる事を実感します。ですが、帰り道に股から血が出ていることに気が付きます。思わずトイレに駆け込むと流産していました。トイレで流産してしまった楓は悲しくてたまりませんでした。
赤い傘の骨を取り、そのままトイレで自分のおなかに刺しました。景色は黒くなり、雑音だけが聞こえてくるのでした。

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