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二十六夜待ち/あらすじとネタバレと感想

二十六夜待ち邦画

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二十六夜待ちの概要

制作:2017年 日本
監督:越川道夫
出演:井浦新、黒川芽以、天衣織女、鈴木晋介、他

二十六夜待ちの見どころ

佐伯一麦の小説を実写映画化。
震災ですべてを失った女と記憶が戻らない男が出会い、激しい愛に溺れていき、男が記憶が取り戻せそうになるも女がしれっと阻止して今の生活を続けていくというストーリー。

二十六夜待ちのあらすじとネタバレと結末

あらすじ

福島県いわき市では、東日本大震災ですべてを失った由実が伯母の工務店にお世話になっていました。
何をしていればいいのかも考えつかないほど無気力になっていた由実は、ある日歩いている時に見つけた小料理店のパート募集の張り紙を見て小料理屋で働いてみようと思いました。
店を訪ねると店主の杉谷が人がいないのですぐにでも来て欲しいと言われ、即採用されます。働きだしてから由実は小料理屋にやりがいを感じていくのでした。一緒に働く杉谷は料理はいいのですがとにかく無口でした。しかし話す言葉になまりがないことから杉谷は東京生まれなのでは?と思った由実は杉谷に出身を聞くものの教えてくれませんでした。
常連とも仲良くなった由実は夜の開店も出ることになりました。夜はお酒も出て、地元の人たちで民謡を歌い盛り上がります。お店を閉めた後、片付けしている時に由実が杉谷に故郷の民謡を聞くと、杉谷は自分はよそ者だからと言いました。
杉谷は手を震わせながら由実にキスしました。由実も杉谷を受け入れて行為に及ぶものの、途中で杉谷が頭を抱えてうずくまってしまいます。その後なんど試してみても結果は同じでした。由実は杉谷に何かが引っかかっていると思いましたが、杉谷は誰かに深く入ってこられるのを拒んでいました。
ある日、由実は杉谷が記憶を失っていることを知ります。
杉谷は八年前、いわき市で保護されたものの記憶を無くしており、板前ができることから店を開いていることがわかりました。そして杉谷は今でも自分が何ものなのかわからなくなり不安な日々を送っていました。

ネタバレと結末

由実と杉谷は夫婦のように暮らし始めるものの、由実も杉谷に深く過去を聞きませんでした。
杉谷は由実に手掛かりがありそうな東京に行こうと誘われ、二人で東京に出かけます。そして小料理屋でフグを食べた時に、杉谷はフグのさばき方を覚えていました。しかしそれ以上は思いだせませんでした。
由実は福島に来てからの記憶は溜まって行っているのだからそれでいいじゃないと言います。その夜、二人は初めてちゃんと結ばれました。ホテルの窓には二十六夜の月が輝いており、杉谷は由実に二十六夜待ちの話をしました。杉谷はこの月を見たことがあると言い、由実は話を逸らすように月が皿に見えると言い、月の皿に何を載せたいのか尋ね、今度店でフグの造りでも出してみようと話すのでした。

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