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顔/あらすじとネタバレと感想

顔邦画

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顔の概要

制作:2000年 日本
監督:阪本順治
出演:藤山直美、佐藤浩市、豊川悦司、大楠道代、國村隼、他

顔の見どころ

福田和子の事件をベースに阪本順治監督が映画化。
引きこもりを続けていた女性が事件を起こして、外の世界に逃げて世間を知っていくというストーリー。
主演は藤山直美。

顔のあらすじとネタバレと結末

あらすじ

1990年代の尼崎。35歳の吉村正子は母のしているクリーニング店の二階で衣服の修繕の仕事をしていました。
店頭に立つことはまずなく、常に二階で引きこもっていました。
東京で水商売をしている妹の由香里は正子とは正反対で、美しく明るく姉である正子の事を常々から見下していました。由香里は洗濯はすべて母のクリーニング店に持って来ており、その都度姉の正子を小ばかにしているのでした。それでも正子は引きこもりを辞めることはありませんでした。
そんな正子に転機が訪れたのは、急に母が倒れてそのまま死んでしまった事でした。
あまりにもショックを受けた正子はそのまま二階に引きこもり、由香里はその姿を見て全力で罵倒し殴りかかります。そして由香里は正子の事を「恥ずかしい」と言って本音を暴露してしまいます。
正子は怒りが頂点に達してしまい、由香里の首を絞めて殺してしまいます。
次の日正子は香典と服とアルバムを持って家から飛び出します。冬の寒さの中野宿していた正子でしたが、阪神大震災に巻き込まれてしまいます。混乱の中逃げる決意をした正子は、別居していた父の元に行こうとしますが途中でトラックの運転手に襲われてレイプされてしまいます。
ズタズタになった正子はラブホテルの受付をしている女性に助けられ、働き始めます。
オーナーにも気に入られて正子は人間らしい暮らしをしだします。職場にも馴染み始めた正子でしたが、ある日オーナーが経営難で首つり自殺してしまいます。
そこで警察が来ることを恐れた正子はまたホテルを飛び出します。

ネタバレと結末

しかしホテルを出る時に転んで顔面から落ちてけがしてしまいます。
マスクで顔を隠しながら、今度は大分を目指しているとリストラされた男池田と同席します。その後、大分で正子は自殺しようとしますがクラブのママに助けられます。そして正子はホステスとなり明るくなっていきました。ばったり池田と再会し恋仲になりますが、クラブのママの弟が殺されて警察が来ることになり逃げだします。正子はその後瀬戸内海の小さな島にたどり着きましたが、そこにも警察の手が伸びていました。警察は正子を捕まえようと一晩中必死で探しますが見当たりません。
朝が来て警察が見たのは、正子が泳いで逃げている姿でした。

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