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東京島/あらすじとネタバレと感想

東京島邦画

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東京島の概要

制作:2010年 日本
監督:篠崎誠
出演:木村多江、窪塚洋介、福士誠治、他

東京島の見どころ

桐野夏生の小説を篠崎誠監督が映画化。
エルメスとコラボされ、作中ではいくつかエルメスのスカーフが使われている。
実際の東京島は、鹿児島県の沖永良部島と徳之島で40日かけて撮ったもの。
映画は無人島に流れ着く1人の女と16人の男のサバイバル記録である。

東京島のあらすじとネタバレと結末

あらすじ

清子(木村多江)は結婚20周年の記念に夫とヨット旅行に行くが、途中で嵐に巻き込まれて無人島に遭難してしまう。
なすすべもなく二人で救助を待っている所に、与那国島のアルバイトから逃げ出してきた若い男たち16人。
やがて住んでいる無人島を「東京島」と名付けます。
いつまでもサバイバル生活に慣れない夫は、やがて転落死してしまいます。
かねてより、一人しかいない女という事でもてはやされてきた清子ですが、若い男たちのリーダーの嫁になりました。
ある日のこと、中国の男6人が東京島に来た時、清子の夫はまたしても転落死してしまいます。
今度の清子の夫は「くじ引き」で決めることにしました。
記憶を無くした男が次の夫に決まりましたが、清子は無人島でもたくましく生きていく中国籍の男たちの方が気になります。
その後清子は、中国籍のリーダーの女になり、いかだに乗せてもらい脱出を試みます。しかしあえなく失敗してまた東京島に戻ってくるのでした。
帰ってきた夫は清子に冷たくしますが、清子が妊娠していることを知らせると態度が変わります。
島の王女として暮らしてきた清子ですが、次第に中国の男たちの報復が気になりだします。おなかが大きくなるにつれ、より安全な場所を求めて中国の男たちを頼ります。
そこへフィリピンの女たちが台湾に行く途中に船が壊れてしまったと来ていました。修理が済み次第出ていくと聞いた清子はフィリピンの女たちに、おなかの子はこの中国の男だという事で彼らと暮らし始める。
出産経験のあるフィリピン人に支えられながら、無事出産するが、おなかの子供はまさかの双子だった。
そして東京島ではお祭り騒ぎになるが、どうにかフィリピンの女たちと逃げ出したい清子。しかし全員は乗れません。子供を残していくか、自分が残るかで迷います。

ネタバレと結末

日本の男たちは、清子の裏切りを知り襲いに来ます。
そこで清子は双子のうちのひとりを取られてしまいますが、一人の子供を連れて無事に脱出します。
それから時は経ち、10年後の東京島では残った日本人、中国人、フィリピン人で一つの国を作り、清子の子供を王子とし祭り上げます。
清子ともう一人の子供は、10歳の誕生日を迎えた日、清子が東京島での話を聞かせるのでした。

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