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愛の流刑地/あらすじとネタバレと感想

愛の流刑地邦画

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愛の流刑地の概要

制作:2007年 日本
監督:鶴橋康夫(元・讀賣テレビ社員)
出演:豊川悦司、寺島しのぶ、長谷川京子、仲村トオル、佐藤浩市、他

愛の流刑地の見どころ

渡辺淳一の小説「愛の流刑地」を鶴橋康夫監督が映画化。
昔は売れていた小説家と人妻との恋愛を描いた問題作であり、小説もヒットしてからの映画化である。
主演は豊川悦司と寺島しのぶ。

愛の流刑地のあらすじとネタバレと結末

あらすじ

村尾(豊川悦司)は処女作「恋の墓標」が10年前にヒットし、話題になったがそれ以降はこれといったヒットもなく小説ではなく、大学に教えに行ったり評論を書いて過ごしてきた。
しかし小説家である以上、今まで以上のヒット作を書きたいという野望もありました。
ある時、村尾の大ファンという人妻入江(寺島しのぶ)を紹介されました。村尾は入江の古風ないでたちや清楚な姿に一目ぼれしてしまいます。入江は元から村尾のことが好きです。
そしてある時、人妻にも関わらずデートに誘ってしまいます。回数を重ねるごとに二人は惹かれ合い、やがて関係を持ってしまいます。村尾だけでなく、入江もまた同じように強く惹かれ合っていくのでした。
そして同時に村尾は恋愛小説へのモチベーションも上がっていくのでした。
入江は三人の子持ちでしたが、それでも今までとは比べようもないくらいに村尾に惹かれていきます。
夫の転勤で村尾の近くに引っ越してきた入江は、村尾のマンションに通います。入江は通うごとに、好きな気持ちが募り、いつしかそれが情念のように変わっていきます。自分が恐ろしくなりますが止められません。
入江の誕生日に、村尾と箱根を旅行します。入江はこれまでのどれよりも幸せな誕生日だと喜びます。その夜、入江は村尾に首を絞めて欲しいといいます。村尾はいわれるまま、入江の首を絞めてしまい入江が気を失って初めて気が付いて手を放します。入江は首を絞められてこそ感じるまでに変貌していっていたのです。村尾はとまどいつつも、入江の首を絞めながら行為することにしました。
首を絞めなかった時にはどうしてと、村尾を責めるほどです。
村尾は二人の恋愛を小説にしました。「虚無と熱情」という自信作でしたが、出版社の評価は悪かったのです。

ネタバレと結末

村尾と入江は神宮外苑前の花火大会にお揃いの浴衣を着て出かけます。
その夜、行為中に首を絞めていた村尾ですが、入江の事を両手で首を絞め、そのまま殺してしまったのです。
自分がしたこととはいえ呆然としてしまいますが、警察に電話をします。
警察の取り調べでは愛しているから殺したといい、マスコミは注目します。しかし警察がそんな感情的なことをわかってくれるはずもなく、淡々と裁判は続いていくのでした。

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