この世界の片隅に/あらすじとネタバレと感想

2016年の邦画

この世界の片隅にの概要

制作:2016年 日本
監督:片渕須直
出演(声):のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、澁谷天外(特別出演)、他

この世界の片隅にの見どころ

こうの史代の漫画この世界の片隅にを片渕須直監督、アニメーション制作MAPPAが映画化。
テアトル東京70周年記念作品であり、キネマ旬報ベスト・テン日本映画ベストワン賞など数々の賞を受賞している。
テーマは広島と戦争。戦争が残した傷跡を市民がどう受け止めて、右手を失った主人公がどう生きていくかを探る物語である。

この世界の片隅にのあらすじとネタバレと結末

あらすじ

主人公すずは広島市に生まれました。のんびりとした性格でしたが、すずは手先が器用で特に絵を描くのが上手でした。夢中になって絵を描く幼少時代。
ある日の事、鈴の家に北条周作親子がやってきました。前に一度すずのことをみてひとめぼれしたのだといいます。そして今、親子で結婚の申し込みに来ていたのでした。北条の家は呉。実家と距離があくすずは結婚に乗り気ではありませんでした。しかし周りのすすめもあり、すずは北条家に嫁ぐことにします。
北条の家では一人っ子の周作と両親。それにすずという家族になりました。途中から、周作の姉が娘を連れて出戻ってきます。のんびりしたすずと正反対の姉に当たられることもありましたが、すずは姉の子供と仲良しでした。戦争の勢いが激しくなってき、呉でも防空壕に逃げる回数が多くなってきました。すずの兄も戦死しましたが、実家に帰っても遺体もありませんでした。家族は誰一人兄の死を実感できません。
ある日義理の父が空襲でけがをします。すずと姉の子供で見舞いに行った帰りにも空襲がありました。防空壕に飛び込み、空襲がやまるのを待ちます。終わったと思って防空壕から出た二人。そこに不発弾があり、姉の子供は死んでしまいます。そしてすずも右手を失ってしまいました。
大切なものを一気に二つも失ってしまったすず。しかし容赦なく姉はすずに当たります。毎日毎日責められるので、すずも死にたくなってしまいました。空襲警報が出ても外でぼーっとするすずを周作がすくいます。
もういっそ、広島に帰ろうと思うすずでしたがそのころ広島では原爆が落とされてしまいます。

ネタバレと結末

時間を置いて、周作と広島に入ります。実家の様子を見るために、入った広島は変わり果てた世界でした。
呆然とするすず。そこへ右手を失ったすずを見たひとりの少女が、すずのことを母親だと思って近寄ってきます。少女の母親も片手が無かったのです。戦争孤児になってしまった少女の事を思うと二人はやり切れませんでした。戦争孤児のこの少女を引き取ることにして、呉に連れて帰ります。そして新しい家族を作ることを決意し、

この世界の片隅にのみんなの感想

ネタバレなし

言わずと知れた2015年の一番オススメのアニメ映画です。
漫画原作ですが、映画化、ドラマ化、と様々なコンテンツに広がっています。デフォルメされた人物たちが手書きで描かれていて、全体的に淡い色調で昭和の時代が表現されています。
戦争、原爆、家族、普段の生活の中では忘れているような大きなテーマを扱っていて、久々にうるっときてしまいました。
そういう映画だけに、芯を食ったシーンもあったので、あらすじを読んでからみてもいいかもしれません。(30代男性)
原作を読んでから見たので、正直原作以上の物を感じることはないだろうと思っていましたが、主人公たちが声を出して動いていても違和感のない作品でした。アニメだから感じることのできた戦争の悲惨さ、その中で生きる人たちの大切な日常だったと感じています。子どもと一緒に見に行ったのですが、登場人物の女の子が命を落とすシーンでは、胸に迫るものがあったようです。戦争はいけないと言葉で言うよりも、この映画を見せることで、しっかりと伝わるのではないかと感じました。(40代女性)

ネタバレあり

戦争の悲惨さとこの時代を生きる人たちの姿を描いた本作品は、アニメではありながらも、ぐいぐいと引き込まれていくものがあります。男女の関係、特に結婚の関係は今の時代では考えられないものです。また戦争にいやおうなしに巻き込まれていく中で、戦争の悲惨を一般市民の立場から描いています。ここは重要な点でしょう。最後に爆弾で右手が吹き飛び、また一緒に手をつないでいた小さな晴美が死んでしまうという場面は、予想外の展開でびっくりしました。(50代男性)
派手な演出はないのですが、大事な台詞や伏線がさらりと出てきて進んでいくような映画です。主人公の足元の小さな幸せを数える行き方が美しく描かれていました。戦況が悪化してからのエピソードは壮絶で胸が締め付けられましたが、主人公のおっとりとしていて天然な性格にとても癒されたし優しい気持ちになることができました。悲しいストーリーでしたが、希望を見出だすことができる素敵な終わり方でした。(30代女性)
目を覆いたくなるような描写はないものの、戦争が人に与える苦痛や、暮らし、食べ物の有り難さ、普通に暮らせる事がどれほど幸せな事なのかを考えさせられる映画でした。家族を失う辛さや、腕を失っても、前向きに生きようとする姿に感動しました。ヒロインの女性と旦那さんの、不器用ながらもお互いを想い合う様子が温かく、微笑ましく感じました。戦争を知らない世代に訴えかけるものを感じましたし、今自分たちが不自由なく、平和に暮らすことが出来ているのは、いろいろな積み重ねがあっての事であり、二度と起こしてはいけないことだと思いました。大切な人と観る事で、またこれからの生き方や考え方も変わるのではないかなと思わされる素晴らしい映画でした。(40代女性)
戦争中でも、普通の人の平凡だけど穏やかで幸せな日常があったんだなあと思いました。戦争中って、空襲とか赤紙とか特攻などのイメージで常に暗いイメージでした。
それも、もちろんあるけれど、笑ったり、喧嘩したり、その時代を生きた人も今の私たちとなんら変わらない日々を生きていたのだなあと思いました。
そんな日常の中に、戦争の悲しみが含まれていて、決して戦争が全てではなかったことをこの映画を見て感じました。
だけれども、そんな平凡な日常を奪ったのも、また戦争だとも思いました。
戦争がなければ、失われなかった命や人生、変わってしまった人生、それを考えるとやはり、戦争は起こしてはいけないと強く思いました。戦争で傷つくのは、人の体や命だけではなく、人の心でもあることを忘れてはならないと思います。(40代女性)
最高の映画でした。見始めた最初、あ、寝るかな?寝ちゃうかな?と思うくらいのスローテンポでほのぼのした場面から物語が始まり、若干ひやひやしたものの、結局、最後まで画面にかぶりつきで見ることになるのでした。
画面の中で色鮮やかに動き回るキャラクター達は、まるで本当に生きているかのようです。
水原哲との最初の出会いのシーン、かなり好きだったので、家にきちゃった時は「あ~~!来ちゃった!来ちゃった!(ありがとう!)」という気持ちでした。
でも、くっつかなかったですね…でもでも、その後の周作とのはじめての喧嘩のシーンとか、かわいい!かわいい!になってしまったので、我ながらどっちやねん、という感じですが、とにもかくにもすずさんは一途でえらいなあと感じました。一番かわいいのは間違いなくすずさんですね。ベスト尊いDE賞。
あと、お姉さんの子供を自分の不注意、では本当はないのですが、そう感じ、日々が狂ってしまったかのように感じるすずさんのシーンの映像表現には、本当に度肝を抜かれました。
大好きな作品です、この作品と出会えてよかったです。(20代女性)
こういう時代があったんだなという思いを深くするアニメ映画でした。まず結婚のあり方がいまとはまるで違います。恋愛結婚とはまるで違う当時の結婚のあり方を興味深く思いました。おそらく、70年前の人たちからすれば、いまの婚活の光景も驚きかもしれませんね。また小さな幸せを戦争が無残にも破壊していくシーンは胸が痛くなります。本当に戦争はあってはならないと強く思わされます。アニメなのにそのようなことが強く胸に迫ってくるのには驚きです。柔らかなタッチの絵は、逆に戦争の悲惨さをクローズアップさせる効果があったように思います。また主人公のすずも、少しスローなテンポの性格も同様に、戦争がいかに悲惨なものなのかを訴えかけてきました。(50代男性)
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