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北のカナリアたち/あらすじとネタバレと感想

北のカナリアたち邦画

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北のカナリアたちの概要

制作:2012年 日本
監督:阪本順治
出演:吉永小百合、森山未來、満島ひかり、勝地涼、宮﨑あおい、小池栄子、松田龍平、柴田恭兵、仲村トオル、里見浩太朗、他

北のカナリアたちの見どころ

北のカナリアたちは東映創立60周年記念作品です。
湊かなえ原作の短編集『往復書簡』に所収されている「二十年後の宿題」が原案、そして阪本順治監督が映画化。
北海道離島の分校で教師をしていた時に六人の生徒と関りを持つが、ある事件を機に北海道から出てしまう。しかし20年後にその生徒の一人が問題を起こし、再び足を踏み入れて生徒と再会していく話である。

北のカナリアたちのあらすじとネタバレと結末

あらすじ

北海道の離島に夫婦で渡ってきた、川島はるは分校の教師になりました。
生徒は鈴木信人、酒井真奈美、生島直樹、安藤結花、藤本七重、松田勇の6人です。
はるは生徒に合唱を教え、生徒たちは明るくなっていきました。
しかし発表会が近づいてくると、ソロパートの結花がうまく歌えなくなってしまいました。はると夫は、海辺でバーベキューをして6人の生徒の心を解かせようとします。が、結花が海に落ち、助けに入ったはるの夫行夫が水死してしまいます。その後はるは逃げるように島を出ていってしまいました。
・・・20年後、はるは図書館で働いて定年退職します。
そこに刑事がやってきて、はるの元夫の鈴木信人が勤務先の社長を殺した容疑で追われていること、信人の部屋に連絡先としてはるの名前があったことを告げられます。
信人は軽い知的障害があった子です。はるは再び北海道の離島を訪れ、かつての生徒に会って行きます。
そこでかつての教え子たちは、みんながそれぞれにはるの夫が死んだのは自分のせいだと思い込んでいることがわかります。
生徒たちの告白に、はるは本当のことを教えます。
夫の行夫は脳腫瘍で余命半年だったこと。はるは離島の駐在所の刑事阿部とバーベキューの時に会っていたこと。行夫はは知っていて半分自殺だったこと。そしてはると阿部は行夫が亡くなった日に別れていたことを。
そして現在駐在所勤務している勇が高い煙突の上の信人を見つけ、信人は勇を見て転落してしまいます。

ネタバレと結末

病院で目が覚めた信人は、奥村刑事に自供しだします。
信人は中田社長が妻にDVしており、妻と信人が付き合っていたことを。そして妻が離婚を決意して、中田社長に告げると中田社長が暴言を吐き、信人が怒ってケンカになって気が付くと中田社長が死んでいたということでした。
信人は中田社長の妻と結婚しようと思っていて、結婚式の招待状を出そうと思い、はるの連絡先を控えていたのでした。
信人は島から移送されるとき、かつての教え子たちが歌を忘れたカナリアを合唱します。信人ははるに、生きる許しを乞います。昔、同じ問いを阿部にもされていました。はるは「生きていてもいい」と言い、阿部はその後も生きているという知らせが来ていました。
信人が移送されるとき、カリンカの歌を残る5人が歌うのでした。

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